倒置法で考える欧米人の気の強さ
2013/12/3

 自分の文章を診断してもらった、文章を小説形態素解析というサイトでだ。
 倒置法、連用中止法が極端に少ない。形容詞もだ。その代わり動きを表す文章が多いらしい。
 そこで私は初めて知った、連用中止法という言葉を。そして言葉は知っていたが、意味までは知らなかった。倒置法のことだ。
 それは言葉を強調することらしい、文章の順序を替えて。そして、それは大抵動詞を先頭に持ってくることで行われる。調べてみて分かった。

例えばこうだ。
通常:今日もブログを見てくれてありがとう!
倒置法:ありがとう!今日もブログを見てくれて

 
 さて、そこで考えたことがある。それはなにか?
 主語の次に動詞がある、英語では。これは自然に倒置法(日本語で言う)を使っているということになる。すると自然に気性が激しくなるんじゃないか? 使う言葉がみんな強調されているなら。
 欧米人の自己主張が強いのは文化や気質ではなく、言葉遣いに依るものではないかと思った。
 それと同じで日本人が引っ込み思案というのもまた文化や気質ではなく、言葉遣いにあるのではないかと思った。 
 
 使ってみよう倒置法を、何かを主張したいときに。


 実を言うと私は実感した。倒置法で書いていると気が強くなってきた。だが少々おかしい。いや、かなりおかしい。日本語としては読みづらいと思う。

腰痛、首の痛み
2013/12/4

 長時間執筆すると肩と腰を痛める。なので肩と腰を痛めないように毎日ヨガと筋トレをしていた。腹筋をしたあとに、猫のポーズとコブラのポーズを毎晩キメる。それらをやり始めてから肩こりや腰痛に悩まされたことは無かったのだが、蒲生田岬を書き終わってからはどうせ机に座らないから大丈夫だろうとずっとサボっていた。実際に大丈夫であった。
 だが、無料キャンペーンが終わって一段落した次の日、やつらはやってきた。
 朝、目が覚めると首が痛かった。首の中で太いワイヤーがぴんっと張っているようで、痛くて痛くてたまらない。首を曲げようとすると骨が折れるんではないかと不安になるぐらい痛かった。
 急いでGoogleで『寝違え ゴッドハンド』を検索した。そして神経の解放を試してみたが、痛みからの解放を体験することはできなかった。どうも神経の問題じゃないようである。
 その日は首を動かさないようにした(腰を回せば一応なんとかなるもんだ)が、夕方になると今度は腰も痛くなってきた。
 もう腰も首も痛くて、年寄りみたいな動きしかできなくなってしまう。
 ああ、こうなったのは腹筋とヨガをサボったせいだなと反省して、また腹筋とヨガをすると次の日にはマシになった。さらに次の日になると、痛みはだいぶ遠い物になった。
 人生一寸先は闇。油断すると腰痛、そして首の痛みである。 

SPAM で感じた『和食』無形文化遺産登録の件について
2013/12/5

 この世にはSPAMという食べ物がある。袋詰めの物もあるが、大抵は缶入りである。ホーメル社が有名。味は・・・好みが別れる味だと言っておく。好きな人は好きだろう。肉々しいにおいと味で欧米人が好きそうだ。それもそのはず原産国を見るとアメリカと書いてある。
 今日、スーパーで買い物を済ませて出ていこうとすると、青地に黄色のケバい缶が山のように積まれているのに気付いた。SPAM 缶だ。拳ぐらいの缶が目の高さまで積まれている。さらにその上に大きなポップがあり『これで橋を渡らなくても手に入ります!』と太いマジックで書かれていた。(※徳島県から瀬戸大橋を渡ると神戸に出る。つまり橋を渡るとは大抵大阪か神戸に行くことを指す)
 神戸にはコストコという大きな店があるようで、わざわざそこまで行ってSPAM 缶&その他を買いに行く人が何人もいたらしい。それでスーパーが気をきかせて大量のSPAM を入荷したんだそうだ。ポップの下に小さい字でそう書いてある。なるほどーと思っていると、おばちゃんが一缶買い物カゴに入れた。
 早速一個減ったと思って、店の出口へ向かうとSPAM のロゴが入った段ボールが一枚、たたんで壁に立て掛けてあった。一個どころじゃなくてもっと売れていたようである。
 ニュースでは『和食』が無形文化遺産に登録されたと言っていたけれど、日本人の舌はどんどん欧米化しているらしい。ということは日本人の舌が欧米化して『和食』が欧米側に寄ってきたからこそ、欧米諸国にもそれが受け入れられるようになり今回の無形文化遺産登録があったのかもしれないと私は思いました。

きんどう以外の宣伝方法~グーグルアドワーズ~
2013/12/6

 きんどう以外でも宣伝する方法が無いかと考えて、最近はPCC広告というのにも手を出してみました。クリックされた分だけお金を払う物でグーグルアドワーズというところで今なら2500円分の料金で一万円分の宣伝ができるそうです。
 どういうカラクリかというと2500円分アドワーズで消費すると7500円分のクーポンが使用できるらしい(なんかこの辺はあやふや)。
 よっしゃ早速やってみるかとローソンで3000円分前払い金を払い込みした。何で3000円かというと、払い込んだ残金が残り少なくなると広告がストップされるからだ。2500円ぴったりだと2400円ぐらいで止まる可能性がある。そうなると7500円のクーポンが貰えない。
 そして、どうして前払いなのかというと、ほら、やっぱりネットって恐いから・・・ウイルスとかハッキングとか、打ち間違いということだってあるし、だから損失は限定させておきたい。
 それで昨日から広告を出るようにしたんだけれどちっとも表示されない。試しに『キンドル』と検索すると広告欄にはAmazon が表示される。『電子書籍』だとAmazon やbooklive ?が表示される(横にADと書かれているのがそう)。う~ん、一応レポートみたいなのには何件か表示されていると書いてるけれど自分で自分の広告をまだ見たことがない。本当に表示されているんだろうか?それでも誰かが一件クリックして蒲生田岬を買ったようだ。この調子で1クリック毎に蒲生田岬が1冊売れると大黒字の予定だが、たまたまだと思う。まあ実験を兼ねて色々探りながらやってみます。
 ついでですが、前二作を99円でセール中です 

アドワーズ経過報告
2013/12/9

 土日は広告を出すと同時に前二作を99円セールしてみた。広告文にもそれを書いた。休日だけあって広告掲載数とクリック数は上がったが、クリック/掲載数で言えばかなり悪くなってしまった。ついでに本を買った人は1人だった。時間的にはこのブログを読んで買った可能性がある。
 お得感で釣るのは良くなかったのかなと考えて、99円セールは止めた。広告文も変えた。これでどうなるかは分からないが、まあ何事も実験だ。
 ちなみにアドワーズはクリックした分しかお金はかからないし、競合相手がAmazon ぐらいしかいないので、当初の予想より費用が安い。前払いした3000円にはまだまだ届かない。

 アドワーズで広告掲載されるには同じキーワードを設定している業者との間で品質スコアと入札価格でオークションしなければならない(オークション自体は自動)。例えば『キンドル』と誰かがグーグルで検索したときに広告を表示させたい時にはアドワーズの設定で『キンドル』と設定しておく(キーワードは複数設定できる)。そのあとにそのキーワードが表示されたときに何円までオークションの落札価格を張るかを設定する。
A:品質スコア5 入札価格100
B:品質スコア5  入札価格90
の場合。Aの広告がグーグルの検索画面に表示されるようになる。このときの費用は91になる。この時大事なのは入札価格が多い方ではなく、品質スコア(グーグルが評価する)も考慮されるということ。詳しい仕組みは分からないが、例え入札価格が低くても、Bの品質スコアがAより上だとBの方が表示される。安く済ませたいなら品質スコアを上げることも重要。
 レポートを見る限り、先週は『キンドル』のキーワードをAmazonと争っていたのに、 今週は広告掲載順位がちょっと下がったので、誰かが私とAmazonの仲に割り込もうとしているようだ。
 こうやって誰も彼もがアドワーズに広告掲載するようになると費用が上がって大変な事になるなあ。やっぱり個人単位で無節操に争うよりきんどうさんみたいに情報をまとめて、そこが広告を出して人を集める方がよっぽど効率が良いような気がする。争いは少ない方が良いもんね。グーグル的には損だけれど。
 誰か情報をうまくまとめる人が現れると良いのになぁ。それと見やすいサイトを作れる人。そうしたら、残りの前払い金を全額そのサイトの広告に注ぎ込むんだけどな。

アドワーズ経過報告&終了報告
2013/12/12

 前回のブログで誰かが私とAmazonの仲に割り込もうとしてると書いたが、多分MM ミリオンセラーさんっぽい。ブログにアドワーズをやっていることをブログに書いていた。
これがその記事→ おそろしい勢いでお金が飛んでいく/MMミリオンセラー

 自分で言っていた預言通りにKDP作家同士で潰し合いをしてしまったようだ。かなり安かった広告費用が突然跳ね上がり1ヵ月もちそうだった前払い金を使い果たしてしまった。よ~し、残りの7500円は抑えていこうと思っていたが、待てど暮らせど7500円が振り込まれてこない。何でだろうと色々調べていたらこんな物を見つけてしまった。


お電話でアカウントを開設 & 2,500 円で 10,000 円分の広告ができる特典配布

平日の 9 時から 18 時まで、お電話にて専門のスタッフがサポートさせていただきます。また 2,500 円で 10,000 円分の広告掲載ができる特典も進呈します。新規お申込みのご相談・お問い合わせは、右記の電話番号までお気軽にご連絡下さい。


 なんてこった。私は電話なんかせずにいきなりアカウントを開設したので駄目っぽい。これからアドワーズを検討している人は要注意です。・・・というわけで、アドワーズの経過報告はこれで終わり。なんだか締まらない結果になってしまった。10クリックで1冊売れました。結果は赤字。
 MM ミリオンセラーさんは電話したようだから、多分クーポンを受け取ったはず。1人競争相手が消えたから、明日は費用がめちゃくちゃ安くなると思います。(また新規で誰かが参入してなければ・・・)

 やっぱりこういうことがあるから、作家個人がそれぞれ宣伝するよりは誰かが作家の情報をまとめてそれを宣伝する方が良いのではないかと思った。

技術、技術、技術
2013/12/18

 蒲生田岬を書いてからはよく限界を感じる。工夫次第でもうちょい面白くはなるかもしれないけれど、今までの書き方じゃ早いうちに頭打ちになる予感がする。なんかこうしっかりとした物が足りないんだよな。他の作家さんと比べると圧倒的に技術が足りないと感じる。感覚だけで書くのはちょっと駄目な気がする。文章に隙が多すぎる。小説に技術なんてあるんだろうか、それとも才能? もしあるなら自分の物にしたいと最近はずっと考えている。

オールタイムベスト小説100杯にエントリー
2013/12/19

きんどうさん主催のオールタイムベスト小説100杯にエントリーしました。
エントリー作は風立ちぬ杯一回目に出しそびれた『火星へ行こう君の夢がそこにある』です。
初めて100枚以上書いた小説なので私にとっては一番思い入れがある話です。
無料キャンペーンは2度目なのでどこまでいくか未知数ですが、KDP界における今年最後の祭りなので(ですよね?zonさん)参加しなきゃ勿体ないというわけでエントリーしました。
まだダウンロードしていない人はこれを期にどうぞ。

オールタイムベスト小説100杯終了!
2013/12/22

 第4回KDP一斉無料キャンペーン祭りオールタイムベスト小説100杯が終わりました。今回の結果はなんと180ダウンロードでした。二回目の無料キャンペーンなのでほとんどダウンロードされないと思っていたけれど、意外にも初日にけっこうダウンロードされて100位以内に入りました。その時に84ダウンロードがあって無料ランキング69位。まあ、目標の100位に入ったからもう充分かなと思ったけれど、今後のためにKDPのレポートをたびたびチェックした。ランキングに載るとやっぱりダウンロード数が伸びて、ちょろちょろ数を伸ばして180までいった。瞬間風速ではきんどうさんからのダウンロードが一番だけれど、数で言えばランキングに載ってからが多かった。
 厳密に計測したわけではないのでこれは推測値だが、今回ランキングに載ってからダウンロードされた数がおよそ100。前回の蒲生田岬の時はランキングに載ってからダウンロードされた数がおよそ150(総DL336)。このことからランキングに1日載ることはきんどうさんで作品紹介されるのと同じくらい宣伝力があるものと予想した。

2013年のマイビッグニュース ~自分の本がAmazonにあること~
2013/12/28

 2013年の一番大きな出来事はkindle ストアに自分の本を出版したことかな。なにせ日記を読み返してみるとほとんどその事ばかり書いてある。2月頃にkindle を買って、最初の頃はKDP本を見ると個人でも本が出せるんだなと思っていた。
 で、たまたまAmazon の広告に『KDP であなたの本を出版しませんか?』的な事を書いているのを発見した。ポチっと内容を読むと小難しそうな説明が並んでいたが、word に対応しているというのを発見して(後にこれは完全対応ではないと気付かされた)、私でもできそうだと思ったのが、事の始まり。
 それから火星の話のあらすじとプロットを考え始めて、ノートにまとめた。KDP ではかなり短い短編小説でも出版できるが、原稿用紙100枚を目標に話を考えた。今まで年に2、3回ぐらい話を書いて内輪で楽しんでいたが、どれも10枚程度、長くても24枚だったのでかなり緊張したし、不安も感じた。それに今まで手書きだったのをパソコンに変えたのもさらに不安を感じさせる要因だったと思う。
 4000字、原稿用紙換算で10枚を越えると書くのが恐くなった。1万字を越えるともう書けないと思った。そして、実際に書けなくなった。あらすじもプロットもあるのに全然進まない。一週間かかって30字しか進まなかった。
 あっ、やっぱり私には土台無理だったなとあきらめて、一度書くのを辞めた。それでもまあ話を作るのは嫌いじゃなかったので、普通に今まで通りに手書きで執筆して、内輪で楽しもうとした。目標は原稿用紙96枚の話(毎週16枚を6週続ければ書ける気がした。というのもそれを思い付いた前日に1日で原稿用紙24枚分の話を考えて書いたからだ。だからその時は1日16枚。6日で96枚書けると思っていた。まあ、実際に書き始めるとそんなことは無理だったが・・・・・。何故16枚なのかというとその時に読んでいたヤングジャンプのテラフォーマーズが16ページで掲載されていたから)。それが『ドアノッカー』だった。
 一章を書き終わったあとに、登場人物を一人足せばもうちょっと話を複雑にできると気付いた。あらすじを書き直してまた書き続けると、犯人を二重構造にしてはどうかと思い付いた。そうしてまたあらすじを書き直した。そうこうするうちに原稿用紙100枚では話が終わらないことに気付いた。書き続けると予想通りに100を越えた。予定より枚数をオーバーしたので頑張って話を終わらせた。それでも176枚あった。内輪ではなかなかの好評だった。
 もうこれで一生分書いたと思った。
 それでも何日かすると火星の話も書けるんじゃないかと思えてきた。物は試しにとパソコンの前に座ってみると、案外すんなり進んだ。そのあとすぐに止まったのだが、今まで書きたいと思っていた文章が出てきたのが嬉しかった。それから蟻が這うようなスピードで書き続けた。途中で最初に考えていた話を変えたりもして遂に完成した。それが『火星へ行こう君の夢がそこにある』だ。
 Amazonにデータをアップロードして、プレビューファイルをダウンロードしたときは驚いた。なにせ文字がぐちゃぐちゃになっていたんだから。word でルビを振ると正常に表示されないらしい。解決方法を色々と検索したのだが、自分の金銭的+技能的な問題で結局ルビは()で対応することにした。
 ちょっと不安になるくらい早いAmazonの審査が終わって、自分の本が出るとかなりビビった。なにか悪いことをしているような気分がした。 
 そのあと、せっかく書いたのだからとドアノッカーをword に打ち込んで、変になっている箇所を修正した物も出した。
 ネットで名前を知ったKDP界隈の何人かにメールを送った。絶対に面白いから読んでくれと。その人たちがブログでKDPのノウハウを共有してくれていなかったら絶対に出せていなかったのでかなり感謝している。だが、その当時は無料キャンペーンをする気はなかったし、自分から言ってお金を出して貰うのは気が引けるのでギフト券のコード付きでメールを送った。後にギフト券のコードは全部返ってきたが、早い遅いの違いはあれど送った人はみんな買ってくれたようだった。しばらくすると返信も来た。お褒めの言葉が半分、突っ込み半分といったところだ。感想が直接貰えた事にビックリした。嬉しくて胸がドキドキした。
 いくつかメールのやりとりをして、無料キャンペーンの話をすると今は黎明期だから、みんな色々とやっているんじゃないかなという言葉があった。それで当初の考えを翻して無料キャンペーンをすると某サイトで取り上げられた。そうすると凄い勢いでダウンロードされていく。レポートを見るたびにダウンロード数が増えていった。こりゃあ凄い数のレビューがつくぞ!と驚いたぐらいである(そうならなかったのは前記事のとおりである)。
 それからどうにかこうにか『蒲生田岬』を出した。あらすじを考えているときや、執筆中に前作へAmazonのレビューが付いたので、物凄く励みになった。
 長くなってしまったが、2013年一番印象に残った出来事は自分の本をKDP でAmazonに出版したことだと思いました 。
 
(おわり)

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