短篇集『長い寄り道』が発売されました。
以下アマゾンからの引用。過去記事の転載です。


以前の版の『長い寄り道』は廃版になり、他の短編と一緒に『長い寄り道』に収録されました。



 




内容紹介
長い寄り道。それは逃避への道。 
すっかり自信を無くしたある作家は自分の自信を取り戻すために小さな小説を書いてみることにした。その歩みは怯えながらそれでいて着実に進んでいく。これは彼が己の自信を取り戻す心の散歩道。珠玉の短篇四篇集。 

1.『アーモンドの花』 
とある事情で外国から逃げてきた男とその娘リタ。 
男は父の畑を手伝うようになり、そのかたわらで父の土地を借りてアーモンドの木を植えるようになった。僕とリタは仲良くなるが、彼女の父親がアーモンド事業で成功を収めるようになると二人の関係はおかしくなり始めた。消えない思い出を胸に秘めた男の物語。 

2.『マリッジブルー』 
同棲中の恋人から突然プロポーズされたバンドマン。 
“おい、ちょっと待ってくれ。俺はまだ結婚したくないんだ。” 
二人の関係はもうそれを言える状態ではなかった。結婚するか結婚しないか。男はギターを抱えながらTVの前で考え続けるが、結局一人では答えを出せず、バーを経営する坂田先輩とタコ焼き屋をやっている多田先輩をそれぞれ訪ねることにした。 

3.『猫と妻の思い出』 
保健所で殺処分されるはずだった茶トラのメス猫を僕は飼っていたが、妻はその猫に触れようともしなかった。ある日僕の猫が姿を消した。彼女が捨てたに違いないのだ。絶対に許せない。浮気をするだけでなく猫まで捨てるなんて。人の心を持たない妻に僕は腹を立てた。必ず全てを暴いてみせると心に誓った。 

4.『ベンツを燃やせ』 
“俺達のベンツを燃やそう!” 
これが俺達を結びつける秘密のキーワードだった。 
去年から首を切られた社員はこれで8人目だった。今度は誰が首を切られるのか誰もがビクビクしていたが、とうとう俺は怒った。俺の怒りは社員全員に燃え広がり、その怒りは社長のベンツに向けられることになった。 


長い寄り道について
1.アーモンドの花

もともとはこれを書くだけの予定だった。原案は原稿用紙10枚。それほど期待してはいなかったのだが、わりといい出来だったので、もっと書いてみようと思った。うん、4つの中では一番良いんじゃないかな。評価する人がいるとすれば、たぶんこれか『ベンツを燃やせ』かのどちらかだろう。


2.マリッジブルー

これはなかなかの作品。書いている途中で止まらなくなった。

気が変わらなければ、設定と舞台を替えて別の作品で書くだろう。メモを取ってあるが、なかなかの物になる予定。今書いている物が詰まったら、こっちを先に書こうかな?

放っておくと終わりそうになかったので、他とのバランスを取り、頑張って終わらせた。書いたあとでもまだ余韻が残っているのはこれ。


3.猫と妻の思い出

サスペンスっぽい。純粋なサスペンスではないが、うん、ドアノッカーとか蒲生田岬に雰囲気は似ている。ああいう話をまた書けるだろうか。ちょっと自信がなくなってきた。別にサスペンスと読まなくてもいいようには書いてある。完成度は一番高い。逆に言えばここから発展させられる手応えは感じられなかった。


4.ベンツを燃やせ

誰かがこの短編集を評価するなら『アーモンドの花』かこれだろう。実は今書いているのはこれに近い雰囲気だ。もっともベンツを燃やしたりはしないが。

上記三つは今まで書いてきたもの。最後のひとつはジョーカーとして書いてみた。

小説に数値を付けるとしたなら、攻撃力特化、防御力はスカスカという物。あまり細かいところに突っ込んではいけない。この手の小説は勢いで読む物なのだから。

“てめえふざけたもの書いてんじゃねぇ!”なんて怒られなければいいが……。

でも何回も読み直した。読み直せる物だった。意外に受けるのではという希望的観測。




 

『死ぬかと思って(A Day’s Wait)/アーネスト・ヘミングウェイ』100度の熱で息子が死なない理由

 ヘミングウェイの小説でインフルエンザにかかった息子が体温計で熱を測ると100度と出て、もうじき死ぬんだと思い込む話がある。物語の結末は単位の違いで100度といってもそれは華氏(F→正確には℃のように小さな丸が左上に付くが変換ででてこない。ちなみにFはファーレンハイトと読む。なんだかかっこいい)のことで摂氏(℃)とは違うと諭す話がある。

 ちなみに華氏100度とは37.8度のこと。まぁ死ぬような温度ではない。ストーリー上で最高の102度でも38.8ぐらい。インフルエンザならこれくらいの熱が出てもおかしくない。

 ちなみに華氏における水の沸点は212度、融点は32度。覚えておくと何かの役に立つかもしれない。



アルコールストーブについて

理科の実験で使ったアルコールランプではなくてストーブ。

ストーブといっても冬に猫が集まる暖房器具ではなくて、コンロみたいなもの。

燃料は簡単に手に入る家庭用燃料アルコール(コーヒーのヘビードリンカーなら持っている?)。材料は空き缶で作れる。

小さなポッドなら湯を沸かせるので、アウトドアに持って行くことも可能。子供の秘密基地に落ちていることがある。そばには燃えたERO-MAGAGINE。ときどき小火騒ぎが起きるのは虫眼鏡のせいだが、これを作れるぐらいの頭を持っていればそんな心配はないだろう。

たぶんね。






猫は高い所から落ちても大丈夫だにゃン?

猫は高い所から落ちても大丈夫だにゃン。

動画サイトからいくつか拾ってきたにゃン。

今日はそれを紹介するにゃン。

 



高い所から落ちても大丈夫にゃん?

 



Luckyちゃんは26階から落ちても大丈夫だったにゃん。(ABCニュースだから直接YOUTUBEにいってほしいにゃん)

 



猫も空を飛ぶにゃん(後半恐がっている猫がいてちょっとかわいそうにゃんね……オソロシア)

 

 



OH CRAZY…死んだけど飛んでいるにゃん(閲覧注意にゃ)

 



46階から落ちても大丈夫だった猫もいるにゃん。

高い所から落ちて大丈夫なのは運が良かっただけだにゃん。

死ぬ時は二階からでも死ぬんだにゃん。

珍しいからニュースになるんだにゃん。

試しに落すようなことは絶対にしちゃいけないんだにゃん。

お家の猫は大事にして欲しいにゃン。

バイバイニャーン!!!(パクってごめんね、電書猫にゃん)



長い寄り道をよろしくにゃん!!!