愚者空間

KDP作家牛野小雪のサイトです。小説の紹介や雑記を置いています。

2023/01

睡眠負債を貯めるのはやめてもろて

 最近ソシャゲではなくアプリに課金した。熟睡アラームというアプリで睡眠時間の記録を取って月平均の睡眠時間を記録できる。睡眠深度も測ってくれる。完璧ではないがある程度の目安にはなる(アプリを起動して一分で眠っていることになっているが絶対違うと思う)。先週ぐらいに睡眠負債というのも測れるようになって、サンプルを見てみると負債が溜まっている時に小説が書けないというのが分かったので、よし、睡眠負債を0にしたら書けるようになるかもしれない、というので課金したわけだ(年払いだとお得で3600円)。ちなみにアプリが返済計画も立ててくれる。その計画に合わせて本も小説もゲームも動画もうっちゃって、もう強制的に寝ちゃうわけだ。

 結果だけで言うと小説は書けた。なんなら睡眠負債が一時間を切ったあたりで頭の冴えが違うなと感じられた。これで0になったらどうなってしまうんだ‥‥‥と驚いている。もしかして私に必要だったのはインスピレーションだとか魂にビンビンくるネタじゃなくて睡眠だったのかもしれない。小説は寝て育つ。

 半年前からノートに毎日3ページ、どんなものでもいいから文章を書くのを日課にしている。もっとも小説みたいに強度のある文章ではないのでブログにさえ書く価値がないものばかりだ。毎日「小説が書けないぞ、くそっ」とか「本が売れない」とかは必ず書いている。「こんなもの書かずに小説書いた方がいいんじゃないか?」っていうのは月に2回ぐらい。ホントに自分でもそう思うけれど、ボクシングにおける走り込みみたいなものだと思って、とにかく書き続けている。実のところこれで小説の進みは遅くなった。調子の良い時は負担ではないが、以前なら1、2ページは書けるかな?という状態だと3ページ書くので力尽きてしまうので、一か月で15ページしかノートが進んでいない。

 おまけに並行して『何を書くか』ではなく『どうやって書くか』かも考えていてこんなクソブログも始めてしまった。さすがにこれは毎日書けないが面白いとは思っている。そして同時にこれをそのまま小説の技として使うには無理があるとも思う。しょせんは言葉遊びで、ここから使えるものを見つけて持ち帰れたらいいな、ぐらいの気持ちでいる。見つかるといいな。力は感じるから何かしらはあるとは思っているが。

 な~んて、さもしい気持ちで遊んでいるから何も得られないのだろう。そもそも遊びに『役に立つ』ことを求めているのが間違いだ。そして遊びは成長に必要だ。私はもっと遊ばなければならない。

(おわり)

牛野小雪のページ

追記:睡眠負債はあるのに貯金がないのは理不尽だ。寝だめっていうのは単に睡眠負債を返しているだけらしい。

追記2:言葉遊びにしても余裕のある時に遊んだ時の文章は面白い

愛が全てを破壊する。アニメ、マンガ、ゲーム、映画、小説、恋愛、政治、あらゆるものすべてを。ただし料理は別

 去年から宗教の話を書こうとしていて色々読んだり調べたりしているのだが、ふと思ったのは宗教の本質は『奇跡』ではないかということ。大統領が就任時に聖書に手を置いて宣誓するアメリカだが、左のほほを叩かれたら鉛玉を打ち込むような国でとてもキリスト教の精神を守っているとは思えない。信じているのは隣人愛ではなくて死者の復活だとか病気を治すことだったりするように見える。仏教でもブッタが火を起こしたり幻覚を見せたりすることもある。徳島でも弘法太子が岩に杖を突き刺すと水が湧いてきたという逸話がある。煩悩を捨てることを前提に念仏を唱えている人なんているんだろうか?

 本質的に人は神ではなく奇跡を信仰しているのだとするとマンガやアニメ、ゲーム、映画、近年は勢いがないが小説が奇跡の代替品ではないだろうか。ワンピースは主人公のルフィが悪魔の実を食べてゴム人間になる話だし(というか太陽の神ニカだし)、マーベルの映画も科学や超能力を持つヒーローの話だ。アメリカで無神論者が増えているのもマーベルが影響しているのではないかと検索してみると90年代初めから無神論者は増えているらしい。アーノルド・シュワルツェネガーの『ターミネーター2』の頃からだと考えると納得。あれはハリウッド映画の金字塔。副題がジャッジメントデイ(審判の日)というあたりも宗教の代替を無意識に表しているのかもしれない。

 マンガやアニメなんて興味ないね。ゲームはやらないし映画だって見ないし小説も読まない、という人もビジネスの成功や運命の人との恋愛を求めていないだろうか。それも奇跡の一種だ。あるいは政治的な革命とかもね。のめり込んでいる本人はともかく、はたから見てそれらを現実的なものとして捉えられる人はいないだろう。そう考えると神は死んでも奇跡を信じていない人は一人もいないのではないか。

 ということを考えていたのだが、ふとこの前ラジオで学生運動の話が出たのを聞いた。山岳ベース(詳しくは検索)から脱けた人にインタビューした時の話をしていて、その人は彼女を革命に加えろと言われたので脱けたらしい。結婚したやつとオタク話できなくなったという話もよく聞くし、単純に彼女がいてソシャゲの周回イベントを全部こなすなんてちょっと考えられない。レイドイベントなんて夜のいい時間だし。そういえばジュード・ロウ主演の『スターリングラード』という映画でもイデオロギーは人の感情を抑えられないという話だった。‥‥‥あ、これってフロイトの性衝動説だ!

 この世に存在するあらゆる文化は愛によって滅びる。あらゆるプロパガンダも愛によって滅びる。こうして世の中から争いと戦争がなくなり平和になる。愛こそ全て。All need is Love.

 とはいえ全ての人に愛が渡りゆくとは考えづらい。これからも文化は続くし争いも戦争も起こる。それでも全ての人が愛を手に入れて、全ての文化が破壊されたとしよう。その中でも人は生きているわけで彼らは何をしているのかと考えてみたら結論は料理だった。料理だけは愛で破壊されない文化だ。最初にして最後の人間に残された営みだ。文化とは料理であり、料理とは文化である。

(おわり)

ロースト料理
ニッキー・モーガン
2020-11-13


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※追記:どうでもいいことだけどクリスマスを祝って葬式で念仏を唱える日本人からすると、アニメマンガゲーム映画小説オタクであり自己啓発でビジネス的成功を目指し運命の人との出会いを待ち望みつつ政治的革命をもくろむ人間を想像するのは簡単だ。それにキリスト教仏教イスラム教を同時に信仰していてもいい。宗教の本質を奇跡と見ていれば何もおかしくはない。

※追記2:人類最初の職業は売春婦と語り部と言われているが私は料理人だと思う。肉に火を通したのが料理の始まりに違いない。
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