愚者空間

KDP作家牛野小雪のサイトです。小説の紹介や雑記を置いています。

2022/09

『銀座の中心で稲を育てる』をリリースしました

銀座の中心で稲を育てる kindleストア


内容紹介

本当の自由を求めて私は銀座の中心で稲を育てることにした
虹をまとう鏡の塔、カニの手を持つ男、虹に祈る女
稲を育てる間に出会う人達
青い猫を描いた女に出会い、私の運命は思わぬ方向へ転がり落ちる


9/12から5日間無料キャンペーンする予定です。ぜひ読んでくださいね。

県境の短いトンネルを抜けた先にあったローソン

 県境の短いトンネルを抜けるとローソンがあった。そこに車を停めた。

 小説をひとつ書き終えると高松にある宮脇書店本店へ本を買いに行くのが儀式になっていたが、コロナが流行りだしてからはもう何年も行っていないことに気付いた。というか徳島県を出ていないことにも気付いた。半径20kmぐらいをぐるぐる回って生活していて(Googleマップで分かる)、いつしかそれが当たり前になっていた。先日『銀座の中心で稲を育てる』を書き終わって、ここ数年は小説を書き終わっても何か物足りないと考えていて(そういえば儀式していないじゃん!)となったので行くことにした。

 徳島県と香川県の境には50mもないようなトンネルがあって、そこを抜けるとローソンがあったのだが『あった』という過去形を使っているということで分かるように、今はもうないのである。いやはや、本当にびっくりした。ローソンでさえなくなることがあるのだ。いつもはそこで一息入れていたのに、休めないのでそのまま走り続けていたのだが、ローソン以外の店もなくなっていることに気付いた。コロナで廃業した店が増えたんだなと実感する。TVでも観光客が減ったので、うどん屋からパン屋に事業転換した店の話をやっていた(パン屋は繁盛しているらしい)。徳島県は元々観光客が少ないから低い位置で安定しているけれど他のところはきびしいのだろう。

(おわり)

なんだかんだで改稿は効果がある

 新作を書くたびに旧作の改稿もしていて、今回は『グッドライフ高崎望』を改稿した。昔書いた小説は教科書みたいにきちんと構成を考えていて、いかにも小説って感じがして面白い。時には声を出して笑うこともあった。でも、やっぱり今書いているやつの方が魂に刺さる感じがする。面白い=魂に刺さるではないのだ。そんなことを考えつつも自分の魂を目指して書いていたらシュリンクしないか? という気持ちもある。かといって誰にでも向けた小説が良いとも思えないし、書ける気もしない。難しいね。

 改稿は基本的に原稿を印刷して、赤入れて、wordで打ち直す。という作業で、高崎望の場合は聖者の行進を書いている時にまったく書けなくなった時期があるので、第一部だけを改稿していた時がある。そのおかげかほとんどのページはwordで打ち直すのに1ページ平均1分かかっていたのに第一部は30秒でやれた。赤を入れている時は気付かなかったけれど打ち直しの時に気付いた。赤も少なかった。読んだ時は同じように見えても、作業時間を出すとちゃんと効果があったんだと分かってちょっと嬉しかった。まぁ2%の変化を意識で掴めるほど繊細な人間ではないってことでもあるけど。

『銀座の中心で稲を育てる』は完成したけれど、いつ出版するのかは未定。まだ暑いし10月頃に出そうかな。でも10月だと北海道でも稲刈りも終わってるだろうし・・・・・出しちゃおうかな

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追記:グッドライフ高崎望の高校三年生だけはプロット通りに書かなかった。小林君を絡めて赤髪ともう一度戦うことになっていたがクドくなるので、あっという間に一年が過ぎるという話になっている。実際に高校三年生ってあっという間じゃなかった?
 殴り合いの描写がある方が面白いとは思うけれど、望が殴らないところの方が私は好きだな。そういう戦いもある。

表紙を作るのは難しい

『銀座の中心で稲を育てる』の推敲が終わったので表紙を作っているのだが、今のところこんな感じになっている
005 表紙

 この表紙を見た人は(ふ~ん、お米を育てる話なんだね。それも銀座で)って思ってしまいそうだ。間違ってはいない‥‥‥決して間違ってはいないが‥‥‥この表紙のイメージだと小説ではなく、ある農家が東京の、都会の、それも銀座の中心で稲を育てます。他の人達は無理だと言っていて、実際に紆余曲折はありましたが、今ではこんなに立派なお米が取れるようになりました!みたいなノンフィクションの農業サクセス本と間違えられそうだ。

 とはいえ『銀座の中心で稲を育てる』はどういう話なのか、と考えてみると稲を育てる話で、やはり上のイメージ以外には考えられない。銀座を意識した都会の絵だとイメージはズレる。稲を育てる話なのでメインはやはり稲でなければならない。

 AIに絵を描かせるのが最近流行っている。自分でやってさえ「う~ん、間違ってはいないけど、なにか違うんだよな~」になってしまうのだから、AIで描きましたの方が「まぁそれならしかたがない」と納得できそうだ。ホントにどうしたらいいんだろう。でもさ、やっぱりこれ以外の表紙なんてありえない気がする。だって稲を育てる話なんだもん。たぶん一ページに一回は稲か、米か、田んぼの文字が出てくる。

 イメージを形にするのは難しい。言葉にすれば稲を育てる話なのだが、なんというか、もしその言葉のまま読んだらそれは違うと思う。でもどういう話かと考えてみてもやっぱり稲を育てる話なんだよなぁ。言葉にできるのはしょせんそこまでなだけであって、実際のイメージとは全然違う。言葉にできるイメージが狭いんだな、私は。ちなみに東京銀座は日本で一番キラキラしているにぎやかな場所という勝手なイメージで書いたのだが、実際の銀座がどんなのかは知らない。もし寂れたところだったらどうしよう?

(おわり)

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※追記:稲の画像はぱくたそさんからです
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