マーク・ボイルというイギリス人が書いたぼくはお金を使わずに生きることにした を読んだ。タイトル通り貨幣経済から離れた生活をするという内容だ。イギリス人ってのは面白い。この前は人間をお休みしてヤギになってみた結果 というのを読んだ。この人は0からトースター ...
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2019/04
何を書いて何を書かないか、プロットの空白
ゴッホの手紙―絵と魂の日記 という本を読んでいる。1880年~81年の間、ゴッホは素描ばかりやっていて、弟のテオに何を書いて何を書かないのかが重要だ。みたいなことを書き送っている。ジャポニズムの影響がある頃だし、書かない場所はいかに空白を活かすか、みた ...
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未完が前提の小説、作者不在の小説、一年熟成の小説
私小説に結末を着けようとするなら自殺するしかないというので、未完で終わる夏目先生の『明暗』を読んだわけで、それから『山桜』も書き終わったし、新刊告知の予約投稿も仕込み終えたので、西村賢太の動画を見つつ、一度離れた私小説にまた取りかかると、瑞々しい感覚が ...
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おりーりー鳥をめぐる冒険
昔々、三年前に私こと牛野小雪は唐突におりーりー鳥を食べたくなり、助手でバイトのニア・タスマ君と一緒にノルウェイの森まで飛んだ。これはその時の一幕である。おい、牛野。倍額のバイト代を払うって言うからノルウェイまで来たっていうのに全然見つからねえぞもうじき見 ...
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『妄想の戦争の話をしよう』あらため『難聴製造機』 vol.3
3月末から書き始めた短編を書き終えた。すんごい着想を得て、表紙まで書けている。とはいえ、すぐに出すつもりはない。新刊のテコ入れにしようと思っている。でもこういうのって先に小さな物を出してから本命を出すのか、それとも本命を出した後でテコ入れにした方がいい ...
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『妄想の戦争の話をしよう』を書こう ver2
ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』という小説がある。映画にもなっている。オン・ザ・ロード(字幕版) [Prime Video]『オン・ザ・ロード』の結末は、メキシコで分かれたディーンの噂を聞きつけたサルがニューヨークの路地を探し回り、ボロボロになったディーンを ...
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